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尾崎 左永子, 薫遊舎
香道を志す者にとっていつも手にしていたい本です。インスピレーションの原点。
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香道に興味ある人にいい本です。
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「平成の会所」への道
JUGEMテーマ:日記・一般


今日は絵コンテを描こうとしていましたが、
まだ雪の中に1,100世帯が孤立しているという今朝のニュースが頭をよぎります・・・・・
尾形光琳の「虎に竹図」を模写していても・・・・・。こんなときに「平成の会所」ネットワークが立ち上がっていたら力になれるとも思い、昨日打ち合わせたO氏との内容が前に進むことを祈るのみです。


 
| 香りの冒険者 | 17:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
東山文化について
JUGEMテーマ:日記・一般
ドナルドキーン「足利義政」

いま、とても関心のある東山文化。
そこで造営された「会所」が、東山文化の起点になったようです。
そのことを、ドナルド・キーン著『足利義政 日本美の発見』で知ることができます。
ドナルド・キーン氏の講演をネットで読むことが出来ます。

「東山文化と現代の日本」ドナルド・キーン(東北大学文学部創立八十周年記念シンポジウム20021026

http://www.sal.tohoku.ac.jp/80thanniv/keene.html

| 香りの冒険者 | 10:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
中秋の名月
 

昨夜は中秋の名月。

水の和の香遊び。

証歌は「名月を取ってくれろと泣く子かな」一茶

香りは六つ。香がみちびく様々な状況の月につつまれ、和やかなひとときを過ごさせていただきました。

帰宅してすぐにカメラを持ち出し「泣く子」のために月を撮ってみました。







| 香りの冒険者 | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
香元
 


香道を始めた時、最初に購入した『香道入門』(淡交社発行)。
この時、出会った表紙の人は、香元をされている姿の澤田ちぐささん。

何年か後、青山で「源氏物語」を主題に香の会を催した時の事。

香席が終わり、懇親の雑談に入ったとき、少し離れたところで、

「私は香道を広めていきたいのです」というお声がしました。

その声の方に近づきお話しようと思ったとき、

すっと立ち上がられ「澤田です」と挨拶されたのです。

そのとき、私の口から「ちぐささんですか?」と声が出てしまい、

その手を思わず握りしめていました。

長年、この『香道入門』の表紙を眺めて過ごしてきたのです。

なんということでしょう、その人が目の前におられるのです。

すこしお話をさせていただきました。

最後に「あなたのような若い人に香道を広めるように頑張ってもらいたい」と。

その時、わたくしにとって、はじめて、素晴らしい香元に出会ったのでした。

この本では、香元とは「香席の中心におり、手前をするひとである」とあります。

| 香りの冒険者 | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
春のイベント
 

公益財団法人日本文化藝術財団主催の“創造する伝統 茶論「四季おりおり」のつどい”が催されます。
プレイベントは、「和のフラワー・アレンジメント・ワークショップ」323(土)1300〜1400(受付開始1230より)

会 場:江戸からかみ東京松屋

参加費:1000円(抹茶、菓子、お持ち帰り花材つき)

定 員:25名

 

1回は、「琵琶に聴き、香に聞く春の心」が46(土)です。
和の心を楽しむ会にしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
参加お申し込みは、メール:event@jpartsfdn.orgfax:03-5363-4837









| 香りの冒険者 | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
新しい命
 


先日の旅で、新しい命に出会いました。

誕生日、1月2日。
体重3,700g
名前は、「レティシア・莉真・パヴィオン」
レティシアとはラテン語で“よろこび”という意味。
... 国籍、今のところ、スイスと日本。
大人になると自ら選ぶことでしょう。
この子の人生が幸せであることを祈らずにはいられません。
























| - | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
香道新年
 


香道新年
あけましておめでとうございます。

昨年中は楽しくおつきあいくださり、
ありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。







| 香りの冒険者 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
聞香稽古・麹町庵 「恋する古事記」
 

聞香・火遠理命豊玉毘目

海幸彦と山幸彦の物語

 

一、証歌

赤玉は ()さへ光れど 白玉の

君が(よそひ)し 貴くありけり

 

(赤い玉は、それを貫いている緒さえ光って見えるほど美しいが、

白玉のようなあなたのお姿は、まことに、いとも尊いものでした)豊玉毘目

沖つ鳥 (かも)どく島に わが率寝(いね)

(いも)は忘れじ 世のことごとに

 

(沖つ島、鴨がいっぱいいる島で、わたしが一緒に寝たあなたのことはわすれない。わたしが生きている限りは)     火遠理命

 

二、香組   六国五味

三、聞法   香に聞く神々の心

 

今年の聞香稽古も麹町庵で最終となりました。

皆様は香りに古事記の心を楽しく聞かれた一年でした。

 

香り立つ神々の心いかに聞かれましたでしょうか。

 

淑子さんは

 

  尊くも輝く君に逢いし日を

   おもいかえせしわたつみの宮

 

  それぞれに役を担いし神々の

  力尽くせしこの秋津島

 

 

良子さんは

 

  秋津島すめらみことのはじまりは

   水面に映る君が装い

 

 

敦子さんは

 

  長き世に男神女神の戦あり

   香りのぼりて こころ古事記に

 

 

巴さんは

 

わたつみの姫やさしくて香り立ち

 命(みこと)さずかり今に続けり

 

羑子さんは

 

  君知るや桂見上げる我が想い

   共に過ごせし白玉の君

 

  ひとときの迷いにきえし我が妹よ

   今は忘れじ世のことごとに

 

香りは心に満ちて歌となって放たれました・・・・・

 

香満ちました。

 

今年一年有難うございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。

 

よき年をお迎えください。





| 香りの冒険者 | 16:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
麹町にて聞香稽古「恋する古事記」
 


大国主神の国譲りと天孫降臨

邇邇(にに)(ぎの)(みこと)と木花之佐久夜毘売

一、    証詞

吾が(はら)める子、()し国つ神のならば、

産む時(さき)くあらじ()し天つ神の御子ならば、

(さき)あらむ      木花之佐久夜毘売  古事記

二、香組

六国五味

三、聞法

香に聞く神々の心


古事記を主題に聞香稽古は、5回目になりました。
今回は天孫降臨した
邇邇芸命と木花之佐久夜毘売
のお話です。

うたがいをかけられた木花之佐久夜毘売が激しく怒り出口のない産屋にこもり、火をつけて炎の中で子どもを産む場面が展開します。 香りはいかなることになるでしょうか。  

香りに聞きて、巴さんは、   

産屋焚き 子を生みし姫 しずまれよ
 天つ神の子 幸くあらむ    


淑子さんは   

 ひかりさし 八雲湧きいづ 中つ国    
  ゆづりし心 語り継がれん      



敦子さんは大国主の心を詠みて   

 天つ神 やすらけき世を たくしけり    
  大きなる社に 宇豆柱あり    



羑子さんは   

たおやめの はげしき想い 燃え上がり    
  空をこがす 炎となりて      




上古の神々のお話に心打たれ、香りに包まれ、

香満ちました。           


| 香りの冒険者 | 16:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
聞香稽古 麹町 「恋する古事記」須佐之男命と櫛名田比売



八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに

 八重垣作る その八重垣を

 

以前、日本文化藝術財団のブログ「四季おりおり」に次のように書かせていただきました。

 

“その山陰地方の伝説にヤマタノオロチの物語があります。
スサノヲノミコト八俣(やまた)の大蛇(おろち)退治です。

このお話の八つの頭と八つの尾をもつ大蛇は豪雨で荒れ狂う川にたとえたものといわれます。

『古事記』には、「汝の哭(な)く由(ゆゑ)は何ぞ」と問ひたまへば、答へ白(まを)さく、「我が女(むすめ)は本(もと)より八稚女(やをとめ)ありしを、この高志(こし)の八俣のをろち年ごとに来て喫(くら)へり。今そが来べき時なるが故に泣く」とまをしき。
(「あなたはどういうわけで泣いているのか」とお尋ねになった。これに答えて、「私の娘はもともと八人おりましたが、あの高志の八俣の大蛇が毎年襲ってきて、娘を食ってしまいました。今年も今、その大蛇がやって来る時期となったので、泣き悲しんでいます」と申した。:『古事記』次田真幸全訳注より)

出雲国に天降った須佐之男命(スサノヲノミコト)は、八俣の大蛇に食われそうになった櫛名田比売(クシナダヒメ)を救います。

ヒメが大蛇に呑まれるというのは、雨期になると肥河(ひのかわ)が氾濫して稲田が壊滅する恐ろしさを神話的に語ったものなのでしょう。
(ヒメは日本書紀に「奇稲田姫(くしいなだひめ)」と記されているように、稲田の女神の意味なのです)

この神話は、須佐之男命に象徴される勇敢な男たちの物語ではないでしょうか。
そこには、大蛇として表わされた川にむかいあい、神に祈り、知略あふれる治水の作業によって、毎年の氾濫を止めた人々がいたのです。
その活躍は、出雲の地に豊かな実りをもたらしたことでしょう。

梅雨の豪雨から命がけで稲田を守り、米作りに励んでいた古代人の姿が見えてきますね。
自然からのメッセージは大切です。
しっかりと受けとめて、生きていきたいものです”

 

麹町での聞香稽古は、

この須佐之男命と櫛名田比売との愛を主題に香りに聞きました。

高天原から天降った須佐之男命が櫛名田比売と出会い、八俣の大蛇と戦い、苦難を超え、愛を得て生きていく二人。

 

立ち上がるのは、古代の香り!

 

香りに聞かれて

 

  大いなる 禍払い 手にしたる

   八雲湧き立つ 出雲の実り

淑子

 

  

涙する 乙女をつつむ 光の環

   凍てし心に 漣の立つ

              羑子

 

  

八重垣に やさしき光 満ちあふれ

   心やすらぐ 新しき朝(あした)

               羑子

 

  八雲立つ 出雲いとしき 妻のもと

   勇者はしばし 翼やすめん

               敦子

 

巴さんは愛する息子へと題して

 

  八雲立つ 出雲八重垣 母の里

   守り育てん 実りの大地

 

  八雲立つ 出雲に降りし 須佐之男の

   命(みこと)とともに 守る櫛名田

 

  妻籠みに 八重垣つくる 須佐之男の

   命(みこと)のごとく ひろがりつつめ

              

 
| 香りの冒険者 | 13:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
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