2019.05.23 Thursday
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何年か後、青山で「源氏物語」を主題に香の会を催した時の事。
香席が終わり、懇親の雑談に入ったとき、少し離れたところで、
「私は香道を広めていきたいのです」というお声がしました。
その声の方に近づきお話しようと思ったとき、
すっと立ち上がられ「澤田です」と挨拶されたのです。
そのとき、私の口から「ちぐささんですか?」と声が出てしまい、
その手を思わず握りしめていました。
長年、この『香道入門』の表紙を眺めて過ごしてきたのです。
なんということでしょう、その人が目の前におられるのです。
すこしお話をさせていただきました。
最後に「あなたのような若い人に香道を広めるように頑張ってもらいたい」と。
その時、わたくしにとって、はじめて、素晴らしい香元に出会ったのでした。
この本では、香元とは「香席の中心におり、手前をするひとである」とあります。
公益財団法人日本文化藝術財団主催の“創造する伝統 茶論「四季おりおり」のつどい”が催されます。
プレイベントは、「和のフラワー・アレンジメント・ワークショップ」3月23日(土)13:00〜14:00(受付開始12:30より)
会 場:江戸からかみ東京松屋
参加費:1000円(抹茶、菓子、お持ち帰り花材つき)
定 員:25名
第1回は、「琵琶に聴き、香に聞く春の心」が4月6日(土)です。
和の心を楽しむ会にしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
参加お申し込みは、メール:event@jpartsfdn.orgとfax:03-5363-4837。