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東北地方には
雪の降るのを見ながら歌う“わらべうた”があります。
上見れば(雪)
上見れば 虫コ
中見れば 綿(わだ)コ
下見れば 雪(ゆぎ)コ
雪の降る姿をじっくりと見たことはありますか?
上のほうの雪は虫に、
中ごろの雪は綿のように見え、
下のほうはハッキリと雪。
上のほうの雪はじっくり見たことはありません。
今度、雪降る日に出合ったら落ち着いて見てみましょう。
上のほうの雪は虫に、
中ごろの雪は綿のように見え、
下のほうはハッキリと雪。
安土城を築城し、道をつくり、橋を架け、関所を撤廃し、楽市楽座を設け、商業を活発にし、農民を開放し、工業を興し、税を改めていった信長。中世から近世への時代の転換への道筋を生み出したのです。
seicho
2012年1月、1534年生まれの信長とつながろうとして様々なものに出合っていくことの楽しみ。
安土城の写真を見て安土町への旅を思い出し、本を読み、あれこれ想像することも楽しいことです。どのような声で話したのか。どのような目つきだったのか。その所作は、その他もろもろ。
聞香の主題は織田信長。
題して、「夢幻香」
今あることの幸せ
中・高と、6年間お世話になった関西大倉。
国語の授業のとき、寺田種茂先生が頭をコツンと。それが野球部に入れという合図。先生は野球部の顧問。そんなわけで、クラスから3人の部員が誕生しました。三好君と林君と私。試合の戦歴はまあまあと言っておきましょう。
覚えているのは、汗まみれのユニフォームの匂い。子どもから少年への脱皮は、幼くも汗臭い戦いの場からはじまりました。
勉強は、好きになった先生の授業はやはり身が入りました。数学の藤田泰治郎先生、理科の平野康蔵先生。英語は安井良蔵先生で、予習復習をしていないと機嫌が一気に悪化。必死で予習復習の日々でした。友だちには恵まれていました。いつも一緒にいたのは藤井君、中村君、舟守君たち。
今よく会うようになったのは後藤君。昨年の同窓会には懐かしいクラスメイトが集いました。
兄と同級生の久次米先輩には、今もお世話になっております。
15,16,17歳の頃というのは自己発見し、人生の目標を見出すとき。私はその大切なことを悶々としながら先延ばしをしていたようです。“おくて”で真面目一方、反抗期はむしろ社会に出てからでしょうか。大学に入ると、もっぱら写真部の活動に精を出し、卒業後、東京に出て写真家の道を探りました。しかし、案の定、未熟の付けが回ってきました。写真家としての知恵がまったく欠けていることに気づいたのです。それから2年、図書館で歴史書などを読み漁り、粘り粘ってやっと写真家として道が開けました。その後、雑誌や広告の写真を撮り、編集や出版企画の仕事もしました。そこで出合った“香道”に魅入られ、研鑽を重ね、現在に至ります。
香道は、香りと文学が結びついた日本独自のもの。香りを嗅ぐとはいわず、聞くといい、その作法を聞香(もんこう)と呼びます。それは、人生=人の心を香りに聞いていく心の遊びです。香りは記憶や感情をつかさどる大脳辺縁系を刺激し、快感物質も分泌されます。香席では主題の歌や物語と香りによって、想像力が高まり、さまざまなことが想起されていきます。
先日、ある証券会社の方々と香席を楽しみました。主題は織田信長でタイトルは夢幻香(むげんこう)。信長の人生を香りに託して語り合う素敵なひと時を過ごしました。
同窓会OBの皆さまも、また関西大倉生も一度“聞香”を体験なさってみてはいかがでしょう。
きっと楽しい体験となると思います。
seicho