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「一切の事物は我ならざるものである」
(諸法非我)と明らかな智慧をもって観るときに、
人は苦しみから遠ざかり離れる。
これこそ人が清らかになる道である。
『ブッダの人と思想』中村 元・田辺祥二著より
子どものころ、父は言いました。
「ひとはなにももてないんだよ」
大きくなって友は言いました。
「冷蔵庫を買ったって! もうだめだね。
家に縛られるよ」
その友も、冷蔵庫を買いました。
一切にわがものなし
人々は「わがものである」と執着したもののために悲しむ。
自己所有しているものは常住ではないからである。
この世のものはただ変滅するものである。・・・・・
人は「これはわがものである」と考えるもの、
― それはその人の死によって失われる。
われに従う人は、賢明にこのことわりを知って、
わがものという観念に屈してはならない。
『スッタニバータ』八〇五、八〇六
聞香・釈迦
香りに聞く、釈迦の心。
稽古では、香りにつつまれて心が静まります。
香りに聞いて、
葛藤を 抱えしわれは 香に聞く
無我を求めて 心静まる
淑子
「一切の形成されたものは苦しみである」
(一切皆苦)と明らかな智慧をもって観るときに、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。
『ブッダの人と思想』中村 元・田辺祥二著より
苦を引き起こすものは、欲望と執着。
これをみきわめて解き放つと、
人生、楽になります。
聞香を初めて、まだ数ヶ月の容子さん、
今月の聞香稽古「釈迦」で、
香に心を開き、歌をつくられました。
此岸にて あふれる涙 果てしのち
輝きみつる 人生の布
容子
「一切の形成されたものは無常である」
(諸行無常)と明らかな智慧をもって観るときに、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。
『ブッダの人と思想』中村 元・田辺祥二著より
今月の聞香・稽古の主題は、釈迦。
証詞は、諸行無常
聞法は、香りに聞く釈迦の心
香は、はっきりと香りました。
それこそ無明からあきらめ、明らめへ・・・・・
ものごとが明らかになっていく歓びです。