食
この木曜日、ホンモノ委員会 by グルメ デ ノード(この世の中でホンモノと言えるものを探し求める委員会)で美味なる時間を過しました。
今回は“食”。
テーブルをはさんで坐られたAさんから、今宵味わう食材の話がどんどん飛び出します。
それは、楽しい“たべもの物語”となってぼくの脳裡を駆け巡るのです。
食べる前にこんなに魅惑的な食材の話を聴くと、もう、これから目の前に並ぶであろう美味なるものに全感覚が立ち上がってきます。
オードブルがテーブルに・・・。
オードブルから上品で柔らかな味にうっとりです。
のっけから「食の幸福論」を書きたくなるような気配です。
「刺身たらことカマンベールのパテ」と「数の子のいそべ」、どちらも美味。薄味のたらこは新鮮ならばこそ生み出されたもの、カマンベールのパテと組み合わせは深くかろやか・・・。
「数の子のいそべ」は優しい甘味があふれ、香りのでいえば、最初から伽羅(きゃら:香木の最高品質)でおもてなしか、と感じました。
そうして、次から次へと美味なるものが舌の上にのせられていきました。
そうすると身のうちから幸福感がわきあがってくるのです。
かぎりなくいのちに近い食材と、それを最良の心使いによって料理されたご馳走を食することの幸福感。
こういった食材を獲得し生み出し提供してくださった方々に感謝です。
それは、眼耳鼻舌身意の六根全部を楽しませてくれる食のひとときでした。
これこそホンモノの証拠でしょう。
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