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迎春
画・晟聴「彦根屏風」より模写

初春のお慶びを申し上げます。

皆様にはおすこやかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
平成十八年元旦

画・伊達晟聴模写

今年は、破香・晟聴”で!
悠々と豪快に、真の遊びを!
伝統の力と新しき力をエネルギーにして
「稽古照今(けいこしょうこん)」!

「古(いにしえ)を稽(かむが)へ、
今に照らす」の心で、聞香です。

| 香りの冒険者 | 21:27 | comments(4) | trackbacks(0) |
稽古納め
今日は今年最後の聞香稽古でした。

話題になったのは、共感覚。
信頼する仲間が言いました。
「現代人は五感の感覚がバラバラになっているような気がする。
聞香に親しんで、感覚が研ぎ澄まされると、全感覚が共に立ち上がるのではなかろうか。そうすれば、五感が同時に働き心身が元気になる。
そして、その共感覚のもと、よき魂も立ち上がる。
来年も、よき魂で生きていきたいと思います」

今年の聞香稽古の主題は、「聞香・天地之香」、「聞香・源氏物語」、「聞香・風」、「聞香・和の心(聖徳太子)」、「聞香・ムハンマド」、「聞香イーハ・トーブ(宮沢賢治)」、「聞香・ベートーヴェン」、「聞香・一休禅師」、「聞香・額田王」、「聞香・天の香具山」、「聞香・南京玉(金子みすず)」、「聞香・山頭火」、「聞香・良寛」、「聞香・道元」、「聞香・釈迦」、「聞香・芭蕉」、「聞香・平家物語」、「聞香・東山(足利義政)」、「聞香・西遊記」、「聞香・武士道」、「聞香・羅什と法華経」、「聞香・星の王子さま」、「聞香・タオ」でした。

稽古場に感謝!
今年一年ありがとう。
| 香道 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
哀悼
山形の脱線事故のことが伝えられるごとに哀しくなります。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

                伊達晟聴
| - | 22:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
少年イエス
画・伊達晟聴

シカゴの街で、路上に絵を画いている少年たちに出会いました。

日本から来たんだ。写してもいい!

OK!

その中の一人が俺を写せといい、

仲間が僕を肩車して担ぎ上げました。

下を見ると、

少年は、十字架に架かるイエスのようにして天を見つめていました。

「エリ、エリ、レマ、サバクタニ!」

時刻は、午後の三時ごろ、十字架の上にあって、
イエスは突然大声をあげて叫んだのです。
わが神、わが神、なぜ、わたくしをお見捨てになったのですか。

2年前、「聞香イエス」をすることになり、どうしたものか、と悩んだすえ、
ゴルゴダの丘のイエスの心を香りに聞こうと思いました。

仲間は言いました。
今日は、怖かった。しかし、感動しました!

僕の好きなイエスの言葉は、

「空の鳥をよく見なさい。野の花を見なさい。・・・
・・・、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。
その日の苦労は、その日だけで十分である」

有名な福音書『マタイ』の一節です。 高尾利数箸『イエスとは誰か』より

かけがえのない命を生きている一羽の鳥、一本の草花。
今の瞬間を生き生きと生きていると、想う僕たちの生・・・

しかし、クリスマスの昨夜、雪の中、列車が転覆しました。

何度かシャッターをきったとき、突然地面に落ち、
少年達はなにか騒ぎはじめました。
するとむこうから数人の少年たちがやって来て、
その中の一人が眼前に立ち、手の中の飛び出しナイフを
バチッとひろげ、突きつけてきました。

その時、腕が強い力で握られ、ひっぱられ、連れ去られるように、
車の中に押し込まれました。
“もう、やめてください!危険ですよ。彼らはいま仲良くしているかと想うと、
つぎの瞬間には危険なんですから。ラリっているんですから”
そう言ったのは、案内を頼んでいるAさんでした。

ナイフを突きつけた少年、そして、少年イエス、彼らと「聞香イエス」をしたい。

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| 香道 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
「星の王子さま」がやって来た。
写真・伊達晟聴

今日は、「聞香(もんこう)星の王子さま」を楽しみました。
今年で4年目、12月は「王子さま」と出会います。いつも新鮮!新しい出会いがあります。

最初の年は、「組香」でした。
王子さまとバラ、そしてキツネの香が焚かれました。
今年は、聞香:香りに聞く王子さまの心です。
じっくりと香りを楽しみ、王子さまのことを想います。
そして自らの幼き頃を。

「本当に大切なことは目に見えないんだ」、
心の目でものごとを見よう。

さまざまなことが、見えてきて、毎年新しい話題になってきます。
キツネの秘密や、王子とバラの愛、作者・サン:テグジュペリの人生、その妻コンスエロ・スンシンのこと、ヒツジのこと、ヘビのこと、渇いた心の沙漠、おいしい水が汲める井戸を持っている美しい砂漠、一日44回も見た夕日のこと、王子さまの笑い声、いっぱいいっぱいです。

今日の香木は、「星」が三つ、羅国、寸門多羅、伽羅です。そして、みなさんのコメントの後に、佐曽羅を焚いて幼き日々を想い出しました。

香りを聞くやいなや、寸前まで考えてもいない光景が浮かびました。
縁側の陽だまりでお祖母さんの隣に坐り、野球のユニフォームを着て笑っている小学生の晟聴がいるではありませんか。それは、一枚の写真でした。

香りよ、ありがとう。

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| 香道 | 00:40 | comments(13) | trackbacks(0) |
太陽ー1
画・伊達晟聴

太陽もまた旅人。
銀河系の星として宇宙を旅しています。

その旅をあたたかくみまもっているものが在るような気がします。
いまからおよそ二千五百年前の老子の言葉に、

  タオ

天地創造の前からあり
ぼんやりとしてとらえにくいが
そのなかには象(かたち)がある
しかしじつに曖昧で
混沌としている
あらゆることがそのはたらきである
それでいてひっそりとしている
それ自体なにもしないけれど
すべてのことがそれを通じてなされる
業績を手柄にせず
すべてのものを愛し
すべてのものを養う
しかし支配しようとはしない
その名をわたしは知らない
わたしはそれを「タオ」とよぶ

              老子
『タオは笑っている』R・M・スマリヤン著 桜内篤子訳 工作舎より

太陽を包んでいるもの
わたくしたちをつつんでいるもの
香りに聴こう・・・

また見つかった、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。
『地獄の季節』ランボオ作 小林秀雄訳 岩波文庫より

香りにつつまれ、見いだすもの
それは、“内なる安らぎと強烈な美意識の組み合わせ”『タオは笑っている』より
出かけよう!
香を焚こうよ。

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| 香りの冒険者 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
「晟聴」という名前について
「晟聴」(せいちょう)という名前は、
真言宗高野山・吉住明海和尚につけていただきました。

心は、
“日が昇ってゆき、光がみちみちている。
その光を香りに焚いて徳を積む”
ということです。

それ以来、「晟聴」になっていくことが、生きていくことだと思いました。
名前というのは不思議なものです。
この名をいただいた瞬間から、自分自身は名前があって名前無き者になりました。
無名の何者かです。
そして、なにものかに繋がった感覚が芽生えました。

う〜ん。 何と言っていいのか。
いまここに、生きている大自然、それを生かしている“はたらき”とでもいったもの。
その“はたらき”と一体化せよ、そして、徳を積め。
そういったことかなあ、と思ったりもしています。

“はたらき”そのものと化す。

老子の言葉に
“見ようとしても見えない
耳をすましても聞こえない
しかしそれは無尽蔵である”

とあります。
この無尽蔵の力を活用せねばならないでしょう。
今週は、この無尽蔵の力を香りに聴いてみよう。

そして、

“鳥が梢で唄うとき
その声は太祖の教えを伝える
山の花が咲くとき
その香とともに真の意味が伝わってくる”
『タオは笑っている』R・T・スマリヤン箸、桜内篤子訳より

このことが香りにのって伝わってくるだろう。

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| 香りの冒険者 | 18:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
月−4
今日は日曜日。
今朝はとても天気がいいですね。
窓から入ってくる太陽の光がまぶしいです。

寒気がやってきていて、日本は今とても寒いのですが・・・。
コーヒーを入れて、ロックでも聴いて・・・と。
そうだ、昨日、図書館で借りてきたバングラディシュ・コンサートのCDをかけよう。

温かいコーヒーの香りに、ふとカリフォルニアの月を想い出しました。
昨夜の月もよかった、そして、カリフォルニアの月も素敵だった。

画・伊達晟聴

真っ白な月。
オレンジ・カントリーを訪ね、セイント・ロードを往く旅でした。

月は、どこにいても見れます。
誰にでも見れます。
こんな平等なものはありません。

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| | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
月ー3
今夜の月はいいですね。
凛としていて。
寒くなってきたけれど、
そんな寒さなど、いい気持ちだと
言っているような。

“こころ月輪のごとし”
という言葉を
はいてみたくなりますね。

“風雅におけるもの、造化にしたがいて四時を友とす。見る処、花にあらざるといふ事はなし。おもふ所、月にあらずという事なし”と言った芭蕉の句に

   月いずこ鐘は沈みて海の底

とあります。
月よおまえはどこにいるの、鐘は海の底に沈んでいるのに。
僕たち、この宇宙にいるものにとって、すべてが強い引力でもって繋がっているんだと、尊敬する詩人宗左近先生がその著書のなかでおっしゃっています。

今夜は、月に言ってやります。
とてもきれいな顔をしてるよ。
見つめていると心が澄んでくるんだ。

よき香りが月光となってふりそそいでいます。
| | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
月ー2
月島に行って来ました。
月が天空にまん丸く映えていました。

         ☆

月 天心に満ち、地に人の気満つ
今宵の集い、よき明日を運ばん

夜空の雲、街明かりに染まり
人の営み、天空と交わる
未来の空、いかなる様とならんや

月満ち、香満ち
こころ爽快、爽快
寂然清楽、日々天真
聞香大安楽の法門なり
| | 23:06 | comments(2) | trackbacks(0) |
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