昨夜(12日)の月は満月に近くなっていました。
月見には、ススキというのがわかりますね。
月光に照らされた尾花(ススキの花穂)は美しい風情を生み出します。
地上の明かりが少なかった昔では、尾花は月の光を受けてくっきりと浮きあがったでしょう。月を愛でるのには欠かせないお供えものです。
それにススキは魔よけの力も持っていたそうですよ。
秋の収穫を月に感謝する祭りと、中秋の名月を愛でる行事が合わさったお月見には、収穫された里芋などが供えられます。
今年はお月さまのおかげでこんなにたくさん取れましたよ。見てください。
感謝と同時に、来年もよろしくです。
月といえばお月見団子。お月さま、取れた穀物からこんな美味しいお団子ができました。どうぞ召し上がってください。
名月を取ってくれろと泣く子かな
一茶の句です。
この句を口ずさむとき、いつも微笑んでしまいます。
なぜか子どもに戻ったような気分になって。
さて、「月見香」で香りを楽しみましょうか。
「四季おりおり」もお月見。皆さまもどうぞお立ちよりください。